2010年 01月 24日
中華系シンガポール人の結婚式 |
昨日行ってきました。スタイルは若干違えど、温かい素敵な披露宴でした。
ちなみに同じフロアにいる同僚たちは多国籍(インド人、オーストラリア人、日本人など)なので、数日前から「何を着ていったらいいんだ」「お祝いに何か持っていたほうがいいのか」と、わさわさしてました。
準備と式の様子についてまとめ。
1. 事前準備について
持っていくものはご祝儀のみ。プレゼントはとくにいらない様子。メッセージカードとペンも受け付けに用意してあり、到着したら各自記入。
1-1) ご祝儀について
1-1-i> 金額
ご祝儀の金額は、8にちなむものがいいらしい(中国では蓄財を意味)。本国では、800元(日本円で15,000円相当)が相場とか。シンガポールドルなのでS$88包みました。S$100とかでも失礼ではないらしい。というか、持ってきてない人もいた気がする。受付に箱があり、そこに入れるんだけど、雰囲気的にはカンパに近いかも。
1-1-ii> 入れ物
ご祝儀袋に入れていった。"Red pocket"と言って赤い入れ物に入れていくのが通例らしい。文房具屋に赤がなく、仕方なく金色の袋に入れていったんだけど、行きのタクシーで運転手さんに「金はやめろ、赤にしろ」と言われ変更。なぜか常に赤い袋を持ち歩いているらしく、一緒にいった三人ともでもらう。
ちなみにこの袋、後でタクシー会社の名前が"Happy new year"みたいなメッセージとともに書かれていることが判明したけど後の祭り。
1-2) 開始時間
7時半開始という話だったが、8時半回ったくらいに新郎新婦の入場と料理のサーブが始まる。どうも、時間通りにいくと「料理目当てで来た人」と捉えられることを恐れるらしく、みんな集合が遅い。でも、相場は30-60分遅れくらいらしく、本来の開始時間から一時間経つと始まるというメカニズムらしい。
1-3) 服装について
自由。相当自由。当日見かけた服装(男性)を列挙してみると…ジーンズ+Tシャツにベスト、黒スラックス+白Tシャツの上に黒ジャケット、スーツ、こじゃれたスーツ、ビジネスカジュアル…とまぁ、相当いろいろでした。情勢は日本の披露宴と変わらず。派手すぎないワンピースとか、きれい目の恰好が目立ちました。
色に関しては"黒や白は縁起が悪いから避けるように"など、いろんな情報が交錯しましたがリアリティーとしてはみんな好きなもの着てきていて、それが特に問題になっている様子もなかったです。会社の同僚および先輩の恰好はこんな感じです。 ブレまくりですが…。
では次に式の様子。
2. 披露宴の様子
大体100-150人くらいの参列者だったと思われます。日本のような格式ばった挨拶などはなく、友人が司会進行をしてくれて、合間にはピアノ生演奏をバックに歌が延々流れている。最後にはもちろん新郎新婦の挨拶があります。ご両親の挨拶などはなし。
解散時間も特に決まっておらず、各々思い思いの時間に解散する感じ。全体として、8時半に始まって8割がた散ったのが11時くらい。僕は披露宴だけで失礼させていただきました。では以下時系列で。
2-1) 集合~式開始まで
一時間半くらいだらだらしてました。披露宴会場の横のボールルームでお酒を飲みながら待ちます。受付は一応ありますが、参加のチェックはかなり甘い。自分のテーブル番号を確認して、ご祝儀を渡して、だらだら。こんな様子です。 開場7時、開始7時半でしたが、焦る必要はなかったですね。
2-2) 新郎新婦入場~乾杯まで
司会者が取り仕切ってくれます。言語は英語プラス中国語。式の前の事前撮影会のDVDが流れます。料理とお酒で楽しく時間はすぎる。以下、料理の写真たち。前菜の中に入っているぱりぱりの鶏の皮が赤ワインと最高に合いました。全体的に日本人も好きな味だと思います。 箸袋にはなぜか日本語で「ありがとうございます」と。日本から式のためにシンガポールに着た元上司のための計らいでしょうか。
2-3) 乾杯
シャンパンを開けて、タワーに注いだ後に乾杯。なにか掛け声(長くて中国語なので不明)があった後で「せい!」みたいなことを言って二人で腕をクロスさせて乾杯。これを三回(!)やります。「せい!」の前の掛け声が長く続くほど、二人の幸せな結婚生活も長く続くことを意味するので縁起がいいとか。 ちなみに会場が横に長いこともあって、新郎新婦はスクリーンを通して見てました。席順は日本と同様関係者がまとめられているものの、最前列は親族。ここは日本と逆ですね。
2-4) DVD上映(詳細Version)
最初に上映されてたものより随分細かく、さらにアニメーションも入っていてすごくかわいい。新郎の片思いから、新婦が新郎に惹かれていって付き合い、プロポーズに至るまでの経過が描かれてました。やっぱりちょっとSキャラだったんだーと、個人的な発見…。
2-5) 歓談~新郎新婦による最後のあいさつ
新婦の元彼に対するコメント。
「ワーカホリックで忙しすぎで、別れてしまったことを残念に思います。」
「でも、今こうしてあなたと結婚できて幸せです。ありがとう。」
ex-boyfriendの下りはちょっとびっくりしましたが、仲直りできてよかったねという話でした。ちょっといい話。
3. こぼれ話
3-1) 婚前撮影会
写真集を作るらしい。オプショナルではなくMUSTなんだとか。20-30万位っていってたかなぁ…。海辺に行ったり、教会に行ったり、週末は忙しそうでした。
3-2) 日本のPOPS人気
生演奏の曲にはチャゲアス、アンジェラアキなど。DVDのイントロではサンボマスターの「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」のオルゴールヴァージョンが使われてました。テレビドラマから火がつくのかも。もちろん言語は中国語でしたけど。
初の外国人同僚の結婚式でしたが、同じアジア圏ということもあってものすごーく自然になじめました。
お二人とも、末長くお幸せに!
ちなみに同じフロアにいる同僚たちは多国籍(インド人、オーストラリア人、日本人など)なので、数日前から「何を着ていったらいいんだ」「お祝いに何か持っていたほうがいいのか」と、わさわさしてました。
準備と式の様子についてまとめ。
1. 事前準備について
持っていくものはご祝儀のみ。プレゼントはとくにいらない様子。メッセージカードとペンも受け付けに用意してあり、到着したら各自記入。
1-1) ご祝儀について
1-1-i> 金額
ご祝儀の金額は、8にちなむものがいいらしい(中国では蓄財を意味)。本国では、800元(日本円で15,000円相当)が相場とか。シンガポールドルなのでS$88包みました。S$100とかでも失礼ではないらしい。というか、持ってきてない人もいた気がする。受付に箱があり、そこに入れるんだけど、雰囲気的にはカンパに近いかも。
1-1-ii> 入れ物
ご祝儀袋に入れていった。"Red pocket"と言って赤い入れ物に入れていくのが通例らしい。文房具屋に赤がなく、仕方なく金色の袋に入れていったんだけど、行きのタクシーで運転手さんに「金はやめろ、赤にしろ」と言われ変更。なぜか常に赤い袋を持ち歩いているらしく、一緒にいった三人ともでもらう。
ちなみにこの袋、後でタクシー会社の名前が"Happy new year"みたいなメッセージとともに書かれていることが判明したけど後の祭り。
1-2) 開始時間
7時半開始という話だったが、8時半回ったくらいに新郎新婦の入場と料理のサーブが始まる。どうも、時間通りにいくと「料理目当てで来た人」と捉えられることを恐れるらしく、みんな集合が遅い。でも、相場は30-60分遅れくらいらしく、本来の開始時間から一時間経つと始まるというメカニズムらしい。
1-3) 服装について
自由。相当自由。当日見かけた服装(男性)を列挙してみると…ジーンズ+Tシャツにベスト、黒スラックス+白Tシャツの上に黒ジャケット、スーツ、こじゃれたスーツ、ビジネスカジュアル…とまぁ、相当いろいろでした。情勢は日本の披露宴と変わらず。派手すぎないワンピースとか、きれい目の恰好が目立ちました。
色に関しては"黒や白は縁起が悪いから避けるように"など、いろんな情報が交錯しましたがリアリティーとしてはみんな好きなもの着てきていて、それが特に問題になっている様子もなかったです。会社の同僚および先輩の恰好はこんな感じです。
では次に式の様子。
2. 披露宴の様子
大体100-150人くらいの参列者だったと思われます。日本のような格式ばった挨拶などはなく、友人が司会進行をしてくれて、合間にはピアノ生演奏をバックに歌が延々流れている。最後にはもちろん新郎新婦の挨拶があります。ご両親の挨拶などはなし。
解散時間も特に決まっておらず、各々思い思いの時間に解散する感じ。全体として、8時半に始まって8割がた散ったのが11時くらい。僕は披露宴だけで失礼させていただきました。では以下時系列で。
2-1) 集合~式開始まで
一時間半くらいだらだらしてました。披露宴会場の横のボールルームでお酒を飲みながら待ちます。受付は一応ありますが、参加のチェックはかなり甘い。自分のテーブル番号を確認して、ご祝儀を渡して、だらだら。こんな様子です。
2-2) 新郎新婦入場~乾杯まで
司会者が取り仕切ってくれます。言語は英語プラス中国語。式の前の事前撮影会のDVDが流れます。料理とお酒で楽しく時間はすぎる。以下、料理の写真たち。前菜の中に入っているぱりぱりの鶏の皮が赤ワインと最高に合いました。全体的に日本人も好きな味だと思います。
2-3) 乾杯
シャンパンを開けて、タワーに注いだ後に乾杯。なにか掛け声(長くて中国語なので不明)があった後で「せい!」みたいなことを言って二人で腕をクロスさせて乾杯。これを三回(!)やります。「せい!」の前の掛け声が長く続くほど、二人の幸せな結婚生活も長く続くことを意味するので縁起がいいとか。
2-4) DVD上映(詳細Version)
最初に上映されてたものより随分細かく、さらにアニメーションも入っていてすごくかわいい。新郎の片思いから、新婦が新郎に惹かれていって付き合い、プロポーズに至るまでの経過が描かれてました。やっぱりちょっとSキャラだったんだーと、個人的な発見…。
2-5) 歓談~新郎新婦による最後のあいさつ
新婦の元彼に対するコメント。
「ワーカホリックで忙しすぎで、別れてしまったことを残念に思います。」
「でも、今こうしてあなたと結婚できて幸せです。ありがとう。」
ex-boyfriendの下りはちょっとびっくりしましたが、仲直りできてよかったねという話でした。ちょっといい話。
3. こぼれ話
3-1) 婚前撮影会
写真集を作るらしい。オプショナルではなくMUSTなんだとか。20-30万位っていってたかなぁ…。海辺に行ったり、教会に行ったり、週末は忙しそうでした。
3-2) 日本のPOPS人気
生演奏の曲にはチャゲアス、アンジェラアキなど。DVDのイントロではサンボマスターの「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」のオルゴールヴァージョンが使われてました。テレビドラマから火がつくのかも。もちろん言語は中国語でしたけど。
初の外国人同僚の結婚式でしたが、同じアジア圏ということもあってものすごーく自然になじめました。
お二人とも、末長くお幸せに!
by hamp-stead
| 2010-01-24 11:38
| ⑤日記