2007年 08月 01日
追記; |
下のショートインターン、名前は違うんですが3年前に僕も受けました。そのときは2日間の開催だったかな?なかなかステキな刺激をくれるものになっていると思うので、おっくうがらずに受けてみてくださいね。これと関連して、就活を振り返ったインタビューの記事が出てきたので乗せちゃいます。4年生の4月かな?
よくもまぁ…って感じのコメント満載ですが、社会を知らないへたれ学生の戯言と思って多めにみてね。
*****
―大学生活で何に一番力を入れてきましたか?
塾講師のアルバイトです。1年生の9月から始めて、今もやっています。
僕は中学受験をしたことがなかったけど、塾では中学受験の国語にチャレンジしました。
社員の人にお願いして権限をもらって、読解マニュアル・学校ごとの出題傾向の分析シート・偏差値別の問題集選別シートを作りました。それらは部会でシェアされて、校舎共通のマニュアルにもなりました。
全然勉強したことない分野だったのですが、周りの経験豊富な人に聞いたり、自分で参考書を買い込んで勉強して、自分なりのノウハウを積み上げて結果を出すのが面白くてやめられずにもう3年目という感じです。
3年になったころ、何かと言うと周りがインターンとかし始めたころに、僕はインターンを特別視するのはなにか違うなって思ったのです。身近な仕事という意味でもアルバイトをしている塾でいろんなこと提案してったら面白いって考えました。今まで2年以上働いているわけだから知識も一通りあるわけだし、そんな風に自分に今までと違うインセンティブをかけて結果が出れば生徒も親も社員も自分もみんな幸せじゃないかと思いました。
逆に、バイトですら結果を出せなかったり一生懸命になれないようじゃ、企業に行ったって使い物になるわけないなとも思いましたね。
今までと働いている環境や業務内容は変わらないけど、お金にならない部分で自分がバイトからどれだけのものを得られるかってところに重点を置く考えかたにシフトしたという感じです。
―実際アルバイトで得たものとは?
情報整理力・プレゼン力・スケジューリング能力・問題発見/解決力・コミュニケーション力です。
塾は一回の授業に対して事前に調べてまとめてないとだめで、わかりやすく伝えるために情報整理しなきゃだめで、整理したものを上手く伝えるためにプレゼンの力つけなきゃだめなのです。
生徒の受験までのカリキュラムを考えるからスケジューリングの能力も必要で、その都度軌道修正もしていかなきゃだめで。社会人としてやっていく上でこれは基本の能力だと思いますね。
―大学の勉強は頑張ってやる方でした?
いいえ。2年生の時を除いては不良大学生ですね。
もちろん、興味のある講義は頑張りました。比較法制度論やインターネットビジネスとE-コマースなんかは、授業の内容すら自分で作っていかなくてはいけなかったので(比較法制度論は毎回学生一人があるトピックについて調べて論点を抽出して議論のセッティングをしていました)やる気に満ちていましたし結果も出しましたが、机に座って聞くだけの授業はどうも眠くなっちゃって…。
でも、1年終わったときの単位が33単位で(笑)。2年が始まる前に、周りと見比べてみて「ヤバイぞ」っと。2年生で70単位以上とった時は、勉強しました。前期はあれだけ好きだったバイトもきっぱりお休みして、朝から晩まで一週間みっちり5日間学校にいました。
授業とは関係なく、自分で本を読むのは好きでした。授業がつまらないなって感じると、かばんに潜ませていた本を取り出して読んでいましたね。
―どういったジャンルの本ですか?
ビジネスの成功論や心理学の本です。
読むだけではつまらないので、アルバイトで実践していました。例えば、マッキンゼーの人が書いた「ロジカル・シンキング」っていう本があるのだけど、その中の“ロジックツリー”ってヤツは、アルバイト先の国語の部会で先生達を前にプレゼンするときに使ったりしました。
―ゼミはどうでした?
ゼミは商品企画をやりました。
先生がとにかく実践重視の人だったので、毎回毎回刺激的で飽きることはありませんでした。商品開発だけじゃなくて、ルノーと日産の模擬会議をしたのですけど、そこで得た教訓とかは実際に就活中にテクニックとして使えましたよ。
ただ、僕にとってゼミは発表の場に近かったです。ゼミとゼミの間に結構間隔が開いているから、いろんなところでいろんなこと吸収して、もう一回二週間後に戻ってきたときに他の活動や読書で得たものをアウトプット感じでした。
―インターンやっていたのですね、P&G。
始めはインターンの選考と知らずに受けていました。
「マーケティングについて講義します!」という、P&G主催の勉強会のようなものに参加して、選考がなぜか順調に進んで、気づくと最後「ファイナルステージです」みたいな(笑)。よくよく後で見ると倍率が100倍くらいあってびっくりしました。
グローバルビジネススクールっていうショートインターンみたいな感じで、2日間神戸に泊りこんで、新しい商品を考案するときにどういう戦略で行くべきかを考えました。それが3年生の10月。
僕達のチームは惜しくも2位で優勝は逃したのですが、そこで出会った人たちは恐ろしく頭の回転が速くて、危機感と未だかつてないくらいの刺激を受けました。加えて言うなら、社員の人がくれるフィードバックがとても深かったし励まされた。そこで人材に惚れて、本格的にP&Gのファンになったという側面もあります。
ちまみに、そのショートインターンで出会ったメンツとは一年近く経った今も交流を続けています。みんな就職先が凄い。ゴールドマンサックスとフジテレビ両方に内定もらっている人もいます。
―では就活を実際始めたのは、
3年生の10月です。
10月にキーエンスの自己分析合宿があって、応募したら抽選に受かったんです。
そこに来ていた子(明らかに理論的に間違っているのに、全く自信を失うことなく質疑応答して観客を味方につけちゃう子。その子は電通に行きました。) 、キーエンスの人事の人(リクナビがやっとオープンしたくらいの時期なのに、「50社くらいはエントリーしないとダメですね」とかって平気で言う人)に刺激を受けて。
そのころから色々な企業にエントリーし始めました。
―就活するのに業界はあまり絞ってないみたいですね。
まったく絞っていません。
人材、メーカーに日銀、外資系のコンサルもラフォーレ原宿(なんでやねん)なんかも受けていますね。
自分の可能性が全く未知数なのに業界を絞るなんてリスキーなことは出来ません。就職活動中って、企業がいろんな意味でオープンになっている数少ない時期だと思うので、これを最大限利用して社会勉強しちゃおう!という不純な動機もありました。
難易度が高いと言われている企業を受けまくった理由の一つに、P&Gのインターンで会った人たちがみんな受けていたというものもあります。そのころは外資系の企業にも全然詳しくなくて、「D.I.のジョブ受けてさ~」「???(*D.I.って?ジョブって?)」と言った感じで、会話に入ることも難しい状況でした。(笑)
その人たちは間違いなく就職活動をしている学生の中でもかなり上層部に位置する出来る人たちだと感じました。だからそういう人達と同じのリズムで走らないと絶対に納得の行く内定は取れないなと痛感して、帰ってからそれまで遠慮していた有名企業にも相当数エントリーしました。
*D.I.=Dream Incubator 元ボストンコンサルティングの堀紘一が立ち上げたコンサルティング会社。毎年1~2名しか内定しない。凄い人気でした。今も?
*ジョブ=内定に直結するインターンシップのこと。外資コンサルや外資金融では避けては通れない険しい道。まず、インターンシップに受かるのが大変だったりする。
―企業を選ぶ選定基準みたいなものはどういうところで?
1番目に仕事の内容が興味を持てる、楽しそうなものかどうか。
2番目に自分が出来る限り仕事をたくさん任せてもらえそうなところ。
3番目は収入が頑張りと結果に見合うかどうかね(笑)。
でも、めちゃくちゃお給料良いのだけど、話を聞いているとすごく年功序列的な企業とかはNGなんです。それでは僕的にはだめ。いくら給料高くても、きっと腐っちゃうので。自分の頑張りと評価が連動しているかどうかっていうのは僕にとって凄く大切ですね。
―P&Gはメーカーですよね。
ゼミで商品開発をやっていたんですが、そこでモノをつくるって作業がとても面白かったんです。
その中でも特に心の動きを追うのが楽しかった。だから、心の動きを追って、それに対してダイレクトに反応が返ってくる業界が良くて。特に家庭用消費財だと競争が激しいじゃないですか。参入障壁が低いから、いろんな会社がいろんな商品出してて。微妙なアプローチの差とかで売上げがすごく変わってくる。そういうマーケティングの根幹をなす部分に関われる業界が良いって思ったんです。
―筆記対策は?
塾でバイトしているときに、勉強しました…というか中学受験をする小学生(国語と算数を担当)を持っていたので勉強せざるを得ませんでした。筆記は国語と数学が大事ですね。
だけど、就活はじめて塾やめちゃってちょっと心配だったので、腕が鈍らないように適当な会社を見繕って筆記をただで受けてましたね(笑)。
―面接はどうでした?
普通の面接(1次や2次の面接)は特に考えることなく受けましたが落ちませんでした。
でも、最終面接に関してはばっちり気合入れていきました。具体的には、P&GのHPを全部印刷して読みつくしました。何を聞かれても、自分の考えをの具体例を出しながら答えられるようにしてから臨みました。4㎝位のファイルがパンパンになるくらいの資料でした。
あと、実際に商品を見ていないせいでロレアルの人事面接に落選してしまったので、数日前に女の子の友達に付き合ってもらって百貨店の化粧品売り場を4時間くらいじっくり見て回りました。さすがに次の日筋肉痛になりました。
―失敗したことってあります?
あります。人材系の企業受けていたときのことなのですけど。
この時期、調子乗っていたんですね。それで面接に15分ぐらい遅刻しました。
もちろん「すいません」って謝るんだけど、心のそこからは反省してない自分がいたんです。しかもスーツのボタンは止めずに髪型もあまり抑えずに面接を受けていたんですね。
でも終わった後に面接官が、態度が悪かったり、身なりがきちんとしてないのを注意してくれたんですね。「マナーがあるとこちゃんと見せないとだめだよ」って。なかなかそんな人いないですよね。自分の得になることなんて一つもないし、出来るだけ効率的に人を捌かなきゃいけないときに一人一人をちゃんと見て叱ってくれる人。
それで「気を引き締めないといけないな」て思って、戒められました。
―最後に就活成功の秘訣は?
3つありますね。
①自分の可能性を最大限広げようとすること
業界や企業を絞らずに受ける!自分よりレベルが上だと思う企業も受ける!
②うぬぼれと言われてもいいから自信を持ちつつ、客観的に自分を評価すること
面接やグループワークでは自信満々で向かう。かつ、終わったとは厳しく反省する。
③就活中は就職活動そのものを趣味にしてしまうこと
本気で取り組めばこんない面白いものはないと思うし、そこで得られる財産はとても貴重です。自分のことを知れるし、同じ志を持った友達もできる。僕は学生最後の多感な時期を日本全国の様々な学生と共有できるお祭りみたいな感覚をもってやっていました。
みなさんが最高の就活ライフを送れることを祈っています。
=>このあたりが胡散臭くていいでしょ?笑
よくもまぁ…って感じのコメント満載ですが、社会を知らないへたれ学生の戯言と思って多めにみてね。
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―大学生活で何に一番力を入れてきましたか?
塾講師のアルバイトです。1年生の9月から始めて、今もやっています。
僕は中学受験をしたことがなかったけど、塾では中学受験の国語にチャレンジしました。
社員の人にお願いして権限をもらって、読解マニュアル・学校ごとの出題傾向の分析シート・偏差値別の問題集選別シートを作りました。それらは部会でシェアされて、校舎共通のマニュアルにもなりました。
全然勉強したことない分野だったのですが、周りの経験豊富な人に聞いたり、自分で参考書を買い込んで勉強して、自分なりのノウハウを積み上げて結果を出すのが面白くてやめられずにもう3年目という感じです。
3年になったころ、何かと言うと周りがインターンとかし始めたころに、僕はインターンを特別視するのはなにか違うなって思ったのです。身近な仕事という意味でもアルバイトをしている塾でいろんなこと提案してったら面白いって考えました。今まで2年以上働いているわけだから知識も一通りあるわけだし、そんな風に自分に今までと違うインセンティブをかけて結果が出れば生徒も親も社員も自分もみんな幸せじゃないかと思いました。
逆に、バイトですら結果を出せなかったり一生懸命になれないようじゃ、企業に行ったって使い物になるわけないなとも思いましたね。
今までと働いている環境や業務内容は変わらないけど、お金にならない部分で自分がバイトからどれだけのものを得られるかってところに重点を置く考えかたにシフトしたという感じです。
―実際アルバイトで得たものとは?
情報整理力・プレゼン力・スケジューリング能力・問題発見/解決力・コミュニケーション力です。
塾は一回の授業に対して事前に調べてまとめてないとだめで、わかりやすく伝えるために情報整理しなきゃだめで、整理したものを上手く伝えるためにプレゼンの力つけなきゃだめなのです。
生徒の受験までのカリキュラムを考えるからスケジューリングの能力も必要で、その都度軌道修正もしていかなきゃだめで。社会人としてやっていく上でこれは基本の能力だと思いますね。
―大学の勉強は頑張ってやる方でした?
いいえ。2年生の時を除いては不良大学生ですね。
もちろん、興味のある講義は頑張りました。比較法制度論やインターネットビジネスとE-コマースなんかは、授業の内容すら自分で作っていかなくてはいけなかったので(比較法制度論は毎回学生一人があるトピックについて調べて論点を抽出して議論のセッティングをしていました)やる気に満ちていましたし結果も出しましたが、机に座って聞くだけの授業はどうも眠くなっちゃって…。
でも、1年終わったときの単位が33単位で(笑)。2年が始まる前に、周りと見比べてみて「ヤバイぞ」っと。2年生で70単位以上とった時は、勉強しました。前期はあれだけ好きだったバイトもきっぱりお休みして、朝から晩まで一週間みっちり5日間学校にいました。
授業とは関係なく、自分で本を読むのは好きでした。授業がつまらないなって感じると、かばんに潜ませていた本を取り出して読んでいましたね。
―どういったジャンルの本ですか?
ビジネスの成功論や心理学の本です。
読むだけではつまらないので、アルバイトで実践していました。例えば、マッキンゼーの人が書いた「ロジカル・シンキング」っていう本があるのだけど、その中の“ロジックツリー”ってヤツは、アルバイト先の国語の部会で先生達を前にプレゼンするときに使ったりしました。
―ゼミはどうでした?
ゼミは商品企画をやりました。
先生がとにかく実践重視の人だったので、毎回毎回刺激的で飽きることはありませんでした。商品開発だけじゃなくて、ルノーと日産の模擬会議をしたのですけど、そこで得た教訓とかは実際に就活中にテクニックとして使えましたよ。
ただ、僕にとってゼミは発表の場に近かったです。ゼミとゼミの間に結構間隔が開いているから、いろんなところでいろんなこと吸収して、もう一回二週間後に戻ってきたときに他の活動や読書で得たものをアウトプット感じでした。
―インターンやっていたのですね、P&G。
始めはインターンの選考と知らずに受けていました。
「マーケティングについて講義します!」という、P&G主催の勉強会のようなものに参加して、選考がなぜか順調に進んで、気づくと最後「ファイナルステージです」みたいな(笑)。よくよく後で見ると倍率が100倍くらいあってびっくりしました。
グローバルビジネススクールっていうショートインターンみたいな感じで、2日間神戸に泊りこんで、新しい商品を考案するときにどういう戦略で行くべきかを考えました。それが3年生の10月。
僕達のチームは惜しくも2位で優勝は逃したのですが、そこで出会った人たちは恐ろしく頭の回転が速くて、危機感と未だかつてないくらいの刺激を受けました。加えて言うなら、社員の人がくれるフィードバックがとても深かったし励まされた。そこで人材に惚れて、本格的にP&Gのファンになったという側面もあります。
ちまみに、そのショートインターンで出会ったメンツとは一年近く経った今も交流を続けています。みんな就職先が凄い。ゴールドマンサックスとフジテレビ両方に内定もらっている人もいます。
―では就活を実際始めたのは、
3年生の10月です。
10月にキーエンスの自己分析合宿があって、応募したら抽選に受かったんです。
そこに来ていた子(明らかに理論的に間違っているのに、全く自信を失うことなく質疑応答して観客を味方につけちゃう子。その子は電通に行きました。) 、キーエンスの人事の人(リクナビがやっとオープンしたくらいの時期なのに、「50社くらいはエントリーしないとダメですね」とかって平気で言う人)に刺激を受けて。
そのころから色々な企業にエントリーし始めました。
―就活するのに業界はあまり絞ってないみたいですね。
まったく絞っていません。
人材、メーカーに日銀、外資系のコンサルもラフォーレ原宿(なんでやねん)なんかも受けていますね。
自分の可能性が全く未知数なのに業界を絞るなんてリスキーなことは出来ません。就職活動中って、企業がいろんな意味でオープンになっている数少ない時期だと思うので、これを最大限利用して社会勉強しちゃおう!という不純な動機もありました。
難易度が高いと言われている企業を受けまくった理由の一つに、P&Gのインターンで会った人たちがみんな受けていたというものもあります。そのころは外資系の企業にも全然詳しくなくて、「D.I.のジョブ受けてさ~」「???(*D.I.って?ジョブって?)」と言った感じで、会話に入ることも難しい状況でした。(笑)
その人たちは間違いなく就職活動をしている学生の中でもかなり上層部に位置する出来る人たちだと感じました。だからそういう人達と同じのリズムで走らないと絶対に納得の行く内定は取れないなと痛感して、帰ってからそれまで遠慮していた有名企業にも相当数エントリーしました。
*D.I.=Dream Incubator 元ボストンコンサルティングの堀紘一が立ち上げたコンサルティング会社。毎年1~2名しか内定しない。凄い人気でした。今も?
*ジョブ=内定に直結するインターンシップのこと。外資コンサルや外資金融では避けては通れない険しい道。まず、インターンシップに受かるのが大変だったりする。
―企業を選ぶ選定基準みたいなものはどういうところで?
1番目に仕事の内容が興味を持てる、楽しそうなものかどうか。
2番目に自分が出来る限り仕事をたくさん任せてもらえそうなところ。
3番目は収入が頑張りと結果に見合うかどうかね(笑)。
でも、めちゃくちゃお給料良いのだけど、話を聞いているとすごく年功序列的な企業とかはNGなんです。それでは僕的にはだめ。いくら給料高くても、きっと腐っちゃうので。自分の頑張りと評価が連動しているかどうかっていうのは僕にとって凄く大切ですね。
―P&Gはメーカーですよね。
ゼミで商品開発をやっていたんですが、そこでモノをつくるって作業がとても面白かったんです。
その中でも特に心の動きを追うのが楽しかった。だから、心の動きを追って、それに対してダイレクトに反応が返ってくる業界が良くて。特に家庭用消費財だと競争が激しいじゃないですか。参入障壁が低いから、いろんな会社がいろんな商品出してて。微妙なアプローチの差とかで売上げがすごく変わってくる。そういうマーケティングの根幹をなす部分に関われる業界が良いって思ったんです。
―筆記対策は?
塾でバイトしているときに、勉強しました…というか中学受験をする小学生(国語と算数を担当)を持っていたので勉強せざるを得ませんでした。筆記は国語と数学が大事ですね。
だけど、就活はじめて塾やめちゃってちょっと心配だったので、腕が鈍らないように適当な会社を見繕って筆記をただで受けてましたね(笑)。
―面接はどうでした?
普通の面接(1次や2次の面接)は特に考えることなく受けましたが落ちませんでした。
でも、最終面接に関してはばっちり気合入れていきました。具体的には、P&GのHPを全部印刷して読みつくしました。何を聞かれても、自分の考えをの具体例を出しながら答えられるようにしてから臨みました。4㎝位のファイルがパンパンになるくらいの資料でした。
あと、実際に商品を見ていないせいでロレアルの人事面接に落選してしまったので、数日前に女の子の友達に付き合ってもらって百貨店の化粧品売り場を4時間くらいじっくり見て回りました。さすがに次の日筋肉痛になりました。
―失敗したことってあります?
あります。人材系の企業受けていたときのことなのですけど。
この時期、調子乗っていたんですね。それで面接に15分ぐらい遅刻しました。
もちろん「すいません」って謝るんだけど、心のそこからは反省してない自分がいたんです。しかもスーツのボタンは止めずに髪型もあまり抑えずに面接を受けていたんですね。
でも終わった後に面接官が、態度が悪かったり、身なりがきちんとしてないのを注意してくれたんですね。「マナーがあるとこちゃんと見せないとだめだよ」って。なかなかそんな人いないですよね。自分の得になることなんて一つもないし、出来るだけ効率的に人を捌かなきゃいけないときに一人一人をちゃんと見て叱ってくれる人。
それで「気を引き締めないといけないな」て思って、戒められました。
―最後に就活成功の秘訣は?
3つありますね。
①自分の可能性を最大限広げようとすること
業界や企業を絞らずに受ける!自分よりレベルが上だと思う企業も受ける!
②うぬぼれと言われてもいいから自信を持ちつつ、客観的に自分を評価すること
面接やグループワークでは自信満々で向かう。かつ、終わったとは厳しく反省する。
③就活中は就職活動そのものを趣味にしてしまうこと
本気で取り組めばこんない面白いものはないと思うし、そこで得られる財産はとても貴重です。自分のことを知れるし、同じ志を持った友達もできる。僕は学生最後の多感な時期を日本全国の様々な学生と共有できるお祭りみたいな感覚をもってやっていました。
みなさんが最高の就活ライフを送れることを祈っています。
=>このあたりが胡散臭くていいでしょ?笑
by hamp-stead
| 2007-08-01 23:25